40代後半アラフィフ男が歯並びを矯正することにした3つの理由

  • 40代後半のオッサンがなぜ今さら歯科矯正?
  • アラフィフから歯並び矯正なんて、もう遅いんじゃないの?

歯科矯正はお金も時間もかかるので、さすがに40代後半にもなると、

『いまさら歯並びに莫大な投資をして、それに見合ったメリットが得られるんだろうか…』

と矯正するのを躊躇ためらいますよね…

アラフィフの私もかなり悩みましたが、最終的には矯正することにしました。

若い人の歯科矯正は「見た目の改善」がメインだと思います。

しかしアラフィフの矯正は、見た目以外のことが目的の大きなウェイトを占めるようになってきます。

この記事では、アラフィフ男の私が矯正することを決断した3つの理由をお話します。

※なお記事中にオッサンの汚い口元や歯並びの画像があります。苦手な人はくれぐれもご注意ください。

【矯正の理由1】歯並びが悪いという見た目のコンプレックス解消

いきなりのオッサンの汚い口の画像ですいません…

若い人たちと同様、アラフィフ男の私も見た目のコンプレックス解消が歯並び矯正の目的のひとつ。

上の画像をご覧のとおり私の歯並びは、

  • 叢生そうせい(歯並びがデコボコ)
  • 反対咬合(受け口)

と、まあヒドイものw

▼以下の記事では、矯正する前の私の歯並びをもっと詳しく解説しています。

関連記事 40代アラフィフ男が矯正を決めた極悪な歯並びって?八重歯・叢生・受け口

前歯の歯が重なっている部分は、日頃のメンテナンスが行き届かないこともあり着色しやすく、この画像でも茶色っぽくなっていますね。

ひろし
ひろし

よくこんな汚い歯で人前に出ていたなとw

で、下の歯が上の歯よりも前に出ている、いわゆる受け口です。学校の歯科検診ではいつも診察結果に「反対咬合」って書かれてたな…

横顔のシルエットを見ると、やはり下あごが普通の人よりちょっと前に出ています。

通っている矯正歯科によれば、やや下顎前突かがくぜんとつぎみだけど正常の範囲内とのこと。

とは言っても、やはり自分としては密かに長年のコンプレックスではありました。

ひろし
ひろし

似ている人として挙げられるのがしゃくれ気味な芸能人だったりw

歯並びの汚さと受け口。

このコンプレックスを解消したいいう気持ちはずっとありましたが、矯正にはお金も時間もかかるし、歯医者は怖いし…

そうこうしているうちに、気づけばアラフィフにw

年齢的に『もう矯正はいいかな…』と諦めの気持ちの方が大きくなっていました。

しかし、このあとお話するあと2つの理由が突如浮上してきたため、矯正することを決めました。

歯並びが悪いことによる見た目のコンプレックス解消は、私が歯列矯正する理由のひとつであることに間違いはありません。

でも正直、見た目のコンプレックス解消だけ・・が目的だったら、『もういいや…』と矯正を諦めていたと思います。

【矯正の理由2】 年を取ってもできるだけ自分の歯を残したい

アラフィフ男の私が矯正することを決断した理由の2つ目は、年を取ってもできるだけ自分の歯を残したいから。

言い方を変えると「このままの歯並びだと近いうちに次々と歯を失っていくことになる」という恐怖ですねw

前歯の半数を失うかどうかの瀬戸際にいた私

私は重度の歯周病と診断され、そのせいで既にグラグラになってしまった前歯が何本がありました。

一般歯科で提案された治療方法は、

  • 前歯を上下あわせて4本抜く
  • さらにまだ抜歯の必要がない前歯2本をかなり削る

と、実質的には12本ある前歯のうちその半分の6本を失うようなもの

もちろん歯がグラグラになるまで歯周病を放置していた私が悪いんです。

それでも前歯が半分無くなるという現実を突きつけられた時はかなりショックでした…

ところが歯列矯正すれば、失う前歯を3本に抑えられる!

これは矯正を決めるかなりの後押しになりましたね。

反対咬合+叢生の8020達成は絶望的

8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動は、厚生労働省と日本歯科医師会が推進している、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動。

「8020」の実態

8020運動が開始された当初、「8020」を達成している高齢者(後期高齢者:75歳以上)は10人に1人にも満たない状況でした。しかしその後「8020」達成者の割合は増加し、最新の全国調査(平成28年歯科疾患実態調査)では、75~84歳の51%が達成してることが示され、今後も増加することが予測されています。

e-ヘルスネット(厚生労働省)

2016年の時点で達成率51%ですが、以後達成率がさらに上がっていると考えられます。

一方、反対咬合と叢生がある私の8020達成は絶望的というデータがあります。

2005年と少し古いものですが、東京歯科大学学会の機関誌「歯科学報」に掲載された調査によると、8020達成者には歯並びに問題がない人が多いということがわかります。

反対咬合の私にはショッキングですが、調査対象となった8020達成者52人の中に反対咬合の人はひとりもいません

上あご前突15.4%
正常84.6%
反対咬合0%
Dental Prescale®を用いた8020達成者の咬合調査 表3より

また、8020達成者には叢生そうせい(歯がデコボコに生えている別名「乱ぐい歯」)の人も少ないです。

以下の表は8020達成者の上あごの歯並びの状態ですが、

叢生なし46.2%
叢生あり0%
空隙5.8%
判定不可48.1%
Dental Prescale®を用いた8020達成者の咬合調査 表6より

8020達成者52人の中に、上あごに叢生がある人はひとりもいません

この調査結果を見ると、反対咬合で上下に叢生がある私の8020達成は絶望的と言えそうです…

ひろし
ひろし

このままではもうすぐ歯が次々と抜けていくかも…

ひろし
ひろし

若くして総入れ歯になるのはイヤだ!

そんな焦りと恐怖を感じた私。

もしかすると8020達成を目指すには手遅れかもしれません。

でも、できるだけたくさんの歯を長持ちさせたい!

これが私が矯正を決断した2つ目の理由です。

【矯正の理由3】 歯のメンテナンスを楽にしたい

アラフィフ男の私が矯正することを決断した理由の3つ目は、歯のメンテナンスを楽にしたいから。

歯並びが悪いと、毎日の歯ミガキにとても時間がかかるんですよね。

特に重度の歯周病と診断されたアラフィフ私がこれ以上病状を悪化させないためには、日頃の歯のメンテナンスがとても重要。

矯正前の歯周病治療中は、通っている歯医者の歯科衛生士さんに勧められたものを含め、4つのデンタルケア・アイテムを駆使していました。

まず歯周病の人むけの歯ブラシ。

2つ目は、上の歯ブラシで行き届かない部分を磨くためのブラシ。ヘッドが小さく毛が長いタイプです。

インプラント手術をした人向けの製品ですが、歯並びの悪い私にとってはかなり良い働きっぷりw

3つ目は歯間ブラシ。歯科衛生士さんからゴムではなくワイヤータイプ、加えてL字型がオススメと聞き、これに行きつきました。

最後の4つ目はフロス。八重歯のところなど歯がガッツリと重なっている箇所には歯間ブラシを通すスキマがないので、このフロスを使用。

このように、いくつものアイテムを駆使しつつ、毎回20~30分かけて歯ミガキしなければなりません。

それでも歯がデコボコに重なりまくっている下あごの前歯の裏なんかはケアが行き届いていないようで、歯医者に行くとよく掃除されますw

つまり、手間と時間をかけて歯ミガキをがんばっても、細かいところまでケアが行き届かないということ。

せっかく痛い思いをして歯周病の治療(歯石とり)をしても、歯並びが悪いままだと再発するリスクが高いまま。

毎日の歯ミガキは、歯がある限りずーっと続きます。

ですので、歯並びを直して今より楽に、そして効果的に歯をメンテナンスできるようにしたい。

これが私が矯正することを決断した理由の3つ目です。

40代後半アラフィフ男が歯並びを矯正することにした3つの理由まとめ

お金も時間もかかる歯科矯正。しかもアラフィフ。

40代後半の私もかなり悩みましたが、最終的には以下の3つの理由で矯正を決断しました。

  1. 歯並びが悪いという見た目のコンプレックス解消
  2. 年を取ってもできるだけ自分の歯を残したい
  3. 歯のメンテナンスを楽にしたい

若い人の歯科矯正は「見た目の改善」がメインだと思います。

しかしアラフィフの私は、いかに歯周病の進行を止めて自分の歯をキープできるか、いかにメンテナンスを楽にできるかといった部分がかなり大きいです。

正直、コンプレックス解消だけが目的だったら、歯列矯正に踏み切らなかったかもしれません。

以上、40代後半のアラフィフ男が歯並びを矯正することにした3つの理由でした。