【やらなきゃよかった】歯列矯正を後悔している人はどのぐらいいる?後悔の理由は?

  • 歯列矯正したことを後悔している人もやっぱりいるの?
  • 矯正を後悔している人はどんなことを後悔しているの?

「矯正」でググると出てくる「矯正 後悔」「矯正 やらなきゃよかった」といった関連キーワード。

歯列矯正したい、あるいは矯正中の人にとっては非常に気になりますよね。

40代後半アラフィフで矯正を始めた自分は、

『どうせ矯正するならもっと早く始めりゃよかった…』

というのが今のところ唯一の後悔ですがw

とは言っても、矯正を終えたときの自分が別なことで後悔している可能性もあり得ます。

ここは今のうちから矯正の先輩方がどんなことで後悔しているのかを知っておいた方がいいでしょう。

ということでこの記事では、アンケート調査や歯科医院のウェブサイト、ブログ、SNSなどたくさんの情報をもとに、

  • 歯列矯正を後悔したことがある人の割合
  • 歯列矯正を後悔した理由

をまとめてみました。

歯列矯正を後悔したことがある人の割合は23.2%

裏側からの舌側矯正が強みの銀座矯正歯科が行った調査によると、矯正を後悔したことがあると答えた人の割合はなんと23.2%

矯正した人の4人に1人が後悔を感じているというのは結構ショッキングですよね。

歯列矯正を後悔したのはなぜ?

矯正を後悔したことがあると答えた人はどのようなことを後悔したのか?

先程と同じ銀座矯正歯科が行った調査によると、

  1. 費用が思ったより高かった(33.2%)
  2. イメージと違う仕上がりだった(28.1%)
  3. 期間が思ったより長かった(26.4%)
  4. 健康な歯を抜いたこと(26.0%)
  5. クリニックの比較をしなかった(25.1%)

上位のうち費用と期間については、歯が予測どおり動かず追加の措置が必要になったり治療が長引いたりと、原因が何となく想像できますよね。

この調査で注目すべきは、イメージと違う仕上がりだったと答えている人の割合が高めなこと。

さきほどの矯正を後悔したことがある人の割合(23.2%)から計算すると、矯正経験者の6.5%が仕上がりに不満を感じていることになります。

矯正経験者の6.5%を後悔させた「イメージと違う仕上がり」とは

矯正経験者の6.5%を後悔させたイメージと違う仕上がりとはどういうことなのか?

個人で書いているブログやSNS、また女子向け匿名掲示板サイトガールズちゃんねるに寄せられた書き込みをしらみ潰しにあたってみました。

その中で特に目立ったのは、

  1. 頬がこけた(顔が細くなった・長くなった)
  2. 口元が盛り上がった

といったもの。

歯並びそのものではなく外見に関することが多いですね。

1. 矯正で頬がコケた(顔が細くなった・長くなった)

矯正経験者が後悔した「イメージと違う仕上がり」の一つ目は、頬がコケたというもの。

ツイッターで「矯正 頬コケ」で検索すると、まあ出るわ出るわ、たくさんの歯科矯正民が頬コケに悩んでいることがわかります。

そして、頬がコケたことで、

  • 顔が細くなった
  • 顔が長くなった

と顔の印象が変わってしまったと感じる人が多いようです。

なぜ矯正すると頬がコケるのか、頬コケは治らないのか?

たくさんの矯正歯科医院のウェブサイトを読みまくったところ、

  1. 矯正後に頬コケが治る
  2. 矯正後も頬コケが治らない

2つのパターンがあるようです。

1) 矯正後に頬コケが治る:筋肉量などが減った

矯正すると頬がコケる大きな原因のひとつは、食べ物を噛まないことによる筋肉量などの減少

歯列矯正中は硬いものをバリバリ食べられないので、噛む回数が減りますよね。

しかもその状態が2年前後も続くわけですから、頬まわりの筋肉が落ちていくのはまあ納得です。

この場合は当然、矯正が終われば普通にモノが食べられるようになるので、矯正後に頬コケが治ったという人がたくさん。

また、矯正中もよく噛んで食べるようにすると頬コケを防げるとのこと。

2) 矯正後も頬コケが治らない:歯列や嚙み合わせの変化

矯正歯科のウェブサイトを見ると、アゴが成長しきった大人の矯正ではアゴの骨格そのものが変わらないので、恒久的に頬がコケることはないという医師の見解をたくさん見かけます。

ただ実際、私の妻は若い時に歯列矯正をして頬がこけ、20年ほどたった現在も戻っていません。

もともと小顔の本人は「余計に顔が小さくなった」「やつれた」など頬コケを多少気にしていましたが、私的には顔がシャープになって良かったと思うんですけどねw

で、大人の頬コケは無いという医師がいる一方で、やはり頬コケは治らないという医師も。

その原因は、

  • 抜歯をともなう矯正で歯列が小さくなった
  • 正しい噛み合わせになったことで使う筋肉が変わった

というもの。

残念ながら、矯正による頬コケの原因をテーマにした研究結果や、頬コケの予後を追跡したデータは見つけられませんでした。

しかし、抜歯すればシンプルに口の中のアイテム数が減りますし、矯正前は噛み合わせが悪くて変な筋肉の使い方をしていたというのは十分にあり得ます。

ですので、こういったことが原因でできた頬コケは矯正が終わった後も治らないというのは納得ですね。

2. 口元が盛り上がった

矯正経験者が後悔した「イメージと違う仕上がり」の2つ目は、口元が盛り上がったというもの。

これは非抜歯で矯正した人に多い印象を受けました。

抜歯を行わずに歯列矯正をすると、スペースが不足している状態で無理に歯を並べることになります。こうなると、歯列が外に広がり、前歯が前方へずれて配置されるので、口もとに突出感が生まれてしまうのです。

葛西モア矯正歯科

ツイッター上では、非抜歯で矯正したものの口元の盛り上がりが気になり、抜歯してもう一度矯正することにしたという人も。

また、大宮駅から2分の優れた立地で、院長がインビザライン(マウスピース矯正)のダイアモンドプロバイダーに認定されている大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士さんが、同医院のブログでご自身の後悔を記事にしています。

この方は、非抜歯のインビザラインで出っ歯を矯正したとのこと。

非抜歯でも出っ歯は治るけれど、口元を引っ込めたいのなら抜歯したほうが良いと診断されていましたが、

「早く終わること」を第一優先にして、歯を抜かずにこの前歯が治るなら!と、非抜歯での治療方法を選択しました。しかし、出っ歯は改善されても、口元が出ている印象は非抜歯矯正ではそんなに変わらないのです。(中略)矯正が終わった直後はなにも不満のない状態だったのですが、後からジワジワと、もう少し口元が下がっていたら・・・なんて考えることが増えました。

大宮SHIN矯正歯科

出っ歯や叢生(歯並びがデコボコ)の人は、もともと歯をキレイに並べるためのスペースが十分ではありません。

そのため非抜歯で全部の歯を並べようとすると、どこかに無理が出てくる可能性があるというのは納得ですよね。

歯列矯正を後悔している人はどのぐらいいる?後悔の理由は?まとめ

矯正を後悔したことがある人の割合は23.2%。

また、後悔した理由は、

  1. 費用が思ったより高かった(33.2%)
  2. イメージと違う仕上がりだった(28.1%)
  3. 期間が思ったより長かった(26.4%)
  4. 健康な歯を抜いたこと(26.0%)
  5. クリニックの比較をしなかった(25.1%)

意外だったのは、イメージと違う仕上がりだったと答えている人の割合が高めなこと。

実に矯正した人全体の6.5%が仕上がりに不満を感じていることになります。

仕上がりへの不満で特に目立ったのは、

  1. 頬がこけた(顔が細くなった・長くなった)
  2. 口元が盛り上がった

といったもの。歯並びそのものではなく外見に関することが多い点も注目です。

以上、【やらなきゃよかった】歯列矯正を後悔している人はどのぐらいいる?後悔の理由は?でした。